第193話「葬式強盗団」

(脚本 高久進/監督 阿部毅/出演 千波丈太郎 山形勲 夏圭子 根岸明美
「権田商事」から現金三億円を盗むべく、権田の秘書、マンションの住人の元坊主と愛人、葬儀屋たちが暗躍する。係累のない画家の卵を殺害し、霊柩車に死体とともに札束を隠して運び出そうと企むが、杉井君に勘づかれ、撲り倒して捕縛。また、社長室を襲撃した際、葬儀屋が誤って秘書を撃ち殺してしまう。秘書の血みどろの手には、葬儀屋の男(恋人)の顔写真を入れたロケットがあった。高倉キャップたちは、強盗団を追いつめるとともに、行方知れずの杉井君が火葬にされるのではと案じ、救出に向かうが……てな話。

・夏圭子があっさりと銃殺されて退場。勿体ない。第135話「阿蘇のシンデレラ」のような飢えた悪女のしぶとさを発揮して欲しかった。
・杉井君、マンションのダストシュートに吊り下げられるわ、茶化されるわで災難。ラスト、榊さんが何でも「恋」に結びつけて強引に落とすのはお約束だけど、今回は直後、キャップのこめかみにキスをするという羽目の外しよう。えぐい。それを拭いながら爆笑するキャップにも唖然。