『仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010』

梅田ブルク7で。ワンピ客の波に呑まれながらもなんとか初日に鑑賞。不完全燃焼な夏の映画よりは楽しめた。イイ科白だけ残してさっさと退場したGACKTと違い吉川晃司がスカルに変身して戦う場面もあるし。翔太郎と別世界のおやっさんとの「再会」は素直に感動。シンプルな筋のWとの相乗効果か相変わらずわけわからん(良い意味で)ディケイドパートにも一見まとまりができていた。「ディケイドに物語はない」宣言には本編で作り手の言い訳を聞かされるはめになるとはと度肝をぬかされたけど。既に完結した物語を再活性させるお祭りそのものであるディケイドの旅は本当終わる気がしない。少なくとも結局鳴滝って何者なのよという謎が解けるまでは。単なる粘着アンチの象徴でしたでFAぽいけど。Jのウルトラ怪獣化、「イカ で ビール」の天丼、お約束のスリッパ叩き、「ちょっとくすぐったいぞ」リレーもウケた。東映三角マークが出るたび観客の子供たちが「えっもう終わり!?」とまんまとどよめくのにもほのぼのした。