第295話「女の出世は結婚サ!」

中原早苗(自称いぶし銀)、松岡きっこ(グラマー)、緑魔子(美人)のナースコスプレ。こんなコワモテな看護士が揃った病院は嫌だ。特に早苗が。気に入らないことがあったら叩き出されそうだ。
・規定の時間を過ぎても居残りダベっている看護士どもに「時間は守ってください!」と注意する清水。度胸あり。
・清水、二度の悶絶。そろそろ首の骨が折れても不思議じゃない。
西沢利明のけばいスカーフ。というかお婆さまも社長も、何十億もの財産があるのだから、わずかでも弟夫婦にも分けてやれば、こんな事件起きずにすんだかも知れんのに。
・歌いながら屋敷の階段を軽やかにのぼる魔子さま。うい。
・魔子さまは半ば騙されて「白痴一歩手前の低能」であるボンクラ息子と結婚する。が、何十億もの財産を手に入れたことだし、まあいいか、と天使のように介抱して行くことを決意する。可憐。妙な考えは起こさないようにね。にしても、このシンデレラ的幸福に「出世」という、どことなくみみっちい響きのする表現を使うのは、似つかわしくない。安月給で毎度命を張ってる東パト社の面々が、甘っちょろい期待を砕かれた魔子さまを笑いものにするのは、致し方ないところ。