第131話「覆面ラリー車を奪え」

(脚本 加瀬高之/監督 土井茂/出演 神田隆 片山明彦 上野山功一)
スポーツカーの「空気バネ」の極秘テストをするため警護、加えて運転技術に長けた清水の腕を借りたいとの依頼。その売れば五千万、いや一億にもなるだろう新開発製品に産業スパイが目をつけ、略奪を企む。
ICCハイヌーンラリー」(「目隠しラリー」、与えられた地図にそい・速度を一定させて走らなければならない)に毎年参加しているという清水は、快調に車を飛ばす。地図をすりかえられているとも気づかずに。杉井君が清水の車をひそかに追尾、警護していたが、敵側の奸智のせいで警察にひき逃げ犯と間違えられ、足止めを食らい見失ってしまう。榊さんと小森さんが「日本飛行連盟」のセスナで福島まで救助に飛ぶ。
敵は清水、バネの開発者、「とっぽいアベック」を捕まえる。杉井君が助けに入るが、スパイのボスの罠にはまり、遂に全員捕縛、バネを盗られてしまう。そこへ間一髪、榊小森ペアがガソリンを持って現れ……てな話。

ガードマン恒例、産業スパイとの対決。後年出て来るギャング一味と比べると、町内会のような地味な顔ぶれだが。上野山功一の兇悪さだけが光っていた。
清水、激務の合間ぬってラリーに参加、優勝までしているのだからさすが、東パト社が誇る「タフガイ」。多趣味な奴。